小学校受験では、学力だけでなく、子どもの総合的な能力や適性を評価するために、さまざまな実技試験が行われます。特に東京の有名小学校では、独自の実技試験が実施されることが多く、受験生の多面的な力が求められます。
1. 巧緻性(こうちせい)テスト
巧緻性とは、手先の器用さや細かな作業を正確に行う能力を指します。このテストでは、折り紙、紐結び、絵の塗り絵、工作などが課題として出されます。例えば、筑波大学附属小学校では、折る・塗る・ちぎる・紐を通す・結ぶ作業の他に、貼る・描くなど総合的な制作技能を必要とする課題が出題されます。
2. 運動テスト
運動能力や協調性、指示に従う力を評価するために、運動テストが行われることがあります。具体的には、マット運動、鉄棒、ボール運動(ジグザグドリブル)などが一般的です。特に小学校全科では、ピアノ・オルガンの弾き歌い、水泳(25mまたは50m)、器械運動(マット・鉄棒)、ボール運動(ジグザグドリブル)などが必須の実技試験となっています。
3. 行動観察
集団の中での協調性や社会性、リーダーシップなどを観察するために、行動観察が行われます。子どもたちがグループで遊んだり、共同作業を行ったりする中で、他者との関わり方やコミュニケーション能力が評価されます。2023年秋の注目校では、面接を行わず行動観察を1次試験と2次試験の両方で実施する学校もありました。
4. 口頭試問
子どもの思考力や表現力、理解力を評価するために、口頭での質問や応答が行われます。例えば、物語を聞かせ、その内容について質問したり、簡単な算数の問題を口頭で出題したりすることがあります。小学校受験の問題は大きく分けて6科目あり、その中に口頭試問が含まれます。
5. 絵画・制作
創造力や表現力、指示の理解度を評価するために、絵画や制作の課題が出されることがあります。指定されたテーマに沿って絵を描いたり、与えられた材料で工作を行ったりすることで、子どもの個性や創造性が評価されます。国立小学校の入試では、折る・塗る・ちぎる・紐を通す・結ぶ作業の他に、貼る・描くなど総合的な制作技能を必要とする、工夫された楽しい制作課題が出題されます。
これらの実技試験は、子どもの多面的な能力を評価するために設けられており、各学校ごとに独自の内容や基準があります。受験を考える際には、志望校の試験内容を事前に調査し、適切な準備を進めることが重要です。
No responses yet