「英語は楽しく学びましょう!」
そう言われても、「楽しくって、どういうこと?」 と思う親御様も多いのではないでしょうか。
また、英語教室の「簡単な英語レッスン」は意味があるのか?
母国語と比べて、子どもの英語の理解力はどのくらい違うのか?
さらに、日本語なら簡単に説明できることを英語で伝えるのは意外と難しい…。それはなぜなのか?
そして、英語の前置詞は日本語の「てにをは」と同じくらい難しいのか?
今日は、そんな「英語学習の本質」に迫ってみたいと思います。
1. 楽しく学ぶって、どういうこと?
英語を「楽しく学ぶ」と聞くと、歌ったり、ゲームをしたり、ワイワイすることを思い浮かべるかもしれません。もちろん、それも楽しい学びの一部です。
でも、本当の「楽しい学び」とは 「自分が夢中になれることの中に、自然に英語がある状態」 です。
例えば、子どもが大好きな恐竜の図鑑を見ているとき、英語でも「Tyrannosaurus Rex!」と口にしてみたくなる。
お友達と一緒に遊んでいるとき、「Let’s go!」と言ってみる。
こういう瞬間こそが、言語が「知識」ではなく「コミュニケーションの道具」になるときです。
英語が「勉強」ではなく「使うもの」に変わったとき、子どもはぐんぐん伸びていきます。
2. 簡単な英語レッスンに意味を持たせる
よくある質問に、
「簡単な英語レッスンをやっていても、本当に身についているの?」
というものがあります。
結論から言うと、「簡単な英語レッスンだけ」では限界がある というのが正直なところです。
たとえば、子どもに「りんご」という言葉を教えるとき、ただ「これはりんごです」と言うだけでは、本当の意味で理解したことにはなりません。
実際には、
• りんごを食べて「甘い!」「シャキシャキしてる!」と感じる
• お店で「どのりんごがいいかな?」と考える
• 友達と「このりんご、おいしいね!」と話す
こういう体験の中で、「りんご」という言葉が自分のものになります。
英語も同じで、ただ「Apple means りんご」と覚えるだけではなく、実際に使う体験 が必要なのです。
3. 日本語なら簡単なのに、英語だと難しいのはなぜ?
ここで、ちょっとした実験をしてみましょう。
「折り紙で鶴を折る方法」を、日本語で説明してください。
きっと、「まず三角に折って、次にここを折って…」とスムーズに言えるでしょう。
では、それを英語で説明すると…?
途端に難しくなる ことに気づくはずです。
これは、「折る」「裏返す」「開く」など、日本語では当たり前に使っている表現が、英語ではなじみがないからです。
たとえば、
• 「三角に折る」→ “Fold it into a triangle.”
• 「ここを開く」→ “Open this part up.”
• 「裏返す」→ “Flip it over.”
このような表現を、私たちは 普段の生活の中で英語で考えたことがない のです。
だから、「英語ができるようになりたい!」と思ったら、まずは日常の簡単なことを英語で言ってみる のが大事。
4. 英語の前置詞は、日本語の「てにをは」と同じくらい難しい!
ここで、もうひとつの大事なポイントをお話ししたいと思います。
それは、「英語の前置詞は、日本語の助詞(てにをは)と同じくらい難しい」 ということです。
子どもが日本語を話し始めたとき、最初は単語を並べるだけで意味が通じます。
ところが、少しずつ「てにをは」の使い方を学びながら、
✔ 「ママがごはんを作った」
✔ 「ママはごはんを作った」
✔ 「ママのごはんを食べる」
といった言葉の細かい違いを理解するようになります。
しかし、この「助詞」を完璧に使えるようになるには 何年もかかる のです。
同じように、英語の前置詞も非常に奥が深く、
✔ 「at school(学校で)」と「in school(学校にいる)」の違い
✔ 「on the bus(バスの中)」と「in the car(車の中)」の違い
✔ 「listen to music(音楽を聴く)」と「look at the sky(空を見る)」の違い
こういった前置詞の使い方を、ネイティブの子どもたちは 何年もかけて 習得します。
日本語の助詞をマスターするのに時間がかかるのと同じように、英語の前置詞もすぐに完璧にはならなくて当たり前 なのです。
5. では、前置詞をどうやって学ぶ?
✔ 「Jump on the bed!(ベッドの上でジャンプして!)」 と言いながら実際に飛び跳ねる
✔ 「Put the toy in the box.(おもちゃを箱に入れて)」 と言いながら片付ける
✔ 「Look at the bird!(鳥を見て!)」 と言いながら指をさす
こういう 実体験 を通じて前置詞を学ぶことで、子どもは感覚的に理解していきます。
まとめ:英語は「楽しい」と感じたときに本物になる
✔ 英語の前置詞は、日本語の「てにをは」と同じくらい複雑で奥が深い
✔ 「on」「in」「at」などの違いをすぐに理解できなくても、何年もかかるのが普通
✔ 焦らず、たくさんの経験を通して、楽しく学んでいきましょう!
「英語ができるようになりたい!」と思ったら、まずは 「英語で遊ぶ」 ことから始めてみませんか?
英語は、ただの勉強ではなく、一生使える「ことば」。
お子さんの世界が広がるような楽しい学びを、一緒に見つけていきましょう!
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